毎晩のように電話した

たくさん話すうちに、内面を知り惹かれていった
趣味や食事、ファッションや価値観もよく合った
恋人同士になっても、友達みたいに仲が良かった

それでも他人だからこそ
些細なすれ違いはあった

言いたいことを我慢していた

言ったら嫌われると思っていた
嫌われるのが嫌だった

不安の伝え方がわからなかった
負けず嫌いで強がった

「我慢しなくていいんだよ」

よく言ってくれた、この言葉のおかげで
お互いに本音で話し合えるようになった

して欲しいことは言うこと
お互いに遠慮はしないこと

思っていることを、ちゃんと言葉で伝えること


「結婚前提に付き合ってるよ」と言ってくれた
「なにかあったの？」と気づいてくれた
「生活のことは心配しなくていい」とプロポーズしてくれた

いつも言葉の裏にある本心を察して、一番ほしい言葉をくれる

けれどそれに甘えることなく
たくさんの言葉を伝えながら

２人の人生を生きていこう