凹と凸。ズレているから、美しい。
凹と凸。ズレているから、美しい。
尾上別荘
「結婚を選んだのは、新しい自分たちを作るため」 そう語るお二人の言葉には、自立した「個」としての潔い芯がありました。
三重県出身で、大のお酒好き。 共通点はあっても、性格や考え方は驚くほど真反対。 けれど、そのデコボコした形が合わさった瞬間、まるでテトリスのブロックが消える時のように、不思議なほど心地よい一体感が生まれます。
コンセプトは「凹凸(おうとつ)」。 その思想は、会場の隅々にまで散りばめられました。
メインテーブルには、色も形もあえてバラバラに配された装飾たち。 ゲストテーブルも、一卓ずつ異なる花が「個」を主張します。 それなのに、会場全体を眺めると、一つの美しい物語として完結している。それはまさに、お二人そのものを象徴するような光景でした。
宴が始まれば、そこはもう二人のお気に入りの居酒屋のよう。 シャンパンタワーに注がれたのは、シャンパンではなくこだわりの芋焼酎。 再入場では冷凍レモンを集め、キンミヤ焼酎を振る舞いながらゲストの間を回る。 「らしさ」という言葉では足りないほどの、純度の高い時間が流れていきました。
違うままでいい。違うからこそ、重なった時に新しい色が生まれる。 お互いの凹凸を愛しみながら、昨日までの自分たちを鮮やかに更新していく。 そんな、強くてしなやかな「ふたりの始まり」の記録です。
Place:尾上別荘(三重県)


