顔を上げると
いつも空がある
水が空を映すように
自分の心を空に見る
あの雲の向こうに 何かを
忘れてきたような気がして
透明な手を伸ばしたこともあるけど
自分が知らない自分を
みんなが教えてくれた
大好きな映画も
人との出会いも
そのときの自分とは違った視点をくれて
知ることで見えてくる空の景色があった
19歳の頃に出会って
運命のように再会して
いま同じ空を見ている
夢みたのは 後悔をしない人生
願ったのは 当たり前の優しさ
ほしかったものは ここにある
澄み切った空のように
迷いはもうない