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1.はじめに
従来の結婚式は、カップルが自分たちで好み・条件にあった式場を探し、式場専属のプランナーとプランに沿って結婚式の内容を決めていました。
そこでは式場で決められた業者・アイテム・演出を選択していきます。
ところが、近年では結婚式に対する目的が変わってきています。
カップルの「ふたりらしさ」を表現した結婚式
ゲストの「心に残る」ような結婚式
両親・家族に人生最大の「感謝を伝える」ための結婚式
結婚式に対する「想い」や「意味」を大切にするカップルが増えています。
つまり、式場で決められた世界だけでは足りなくなってきています。
私たちは、1組1組に寄り添い、結婚式の選択肢をもっと増やしていくため、
2010 年に新しい自由なカタチのプロデュース会社を創業しました。
新しい人生のはじまりである「結婚」が、
どんなはじまりにするとお二人にとって最も価値が高いかを大切に、
すべての人の心に刻まれる結婚式をご提案します。
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2.これまでの歩み
私たちのはじまりは、一軒の倉庫から。
ぼろぼろの倉庫の奥に、6 畳ほどの事務所スペースに机とパソコンを置いて、お客様との打ち合わせは喫茶店で行なっていました。
創業当初は、まだまだプロデュース会社の認知度が低く、フリーランスであった弊社は、お客様の親御様に不信感を抱かれることもあり、2011 年 12 月に株式会社に法人化をし、丸の内に綺麗な事務所を設けました。
そこからは口コミで広がり、2014 年には 1 年で 50 組以上のお客様をプロデュースする会社になり、当初は 2 会場しかなかった提携会場は、現在全国 200 会場以上になりました。
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3. 転機となる結婚式
私たちの会社に来るお客様で多かったのは、
- 今契約をしている結婚式場に不安を感じている
- さまざまな会場を見学したが、自分たちに合った会場が見つからない
というお話が大半を占めていました。
その中でも、印象に残っているお客様で、
「たくさん会場を見たけど、いまいち自分たちがピンと来る場所がなくて、 迷子になってしまいました・・・」というお2人。
よくよくお話を聞いてみると、
ゲストのために時期は春頃。ゲストのために交通の便がいいところ。
ゲストのために広い会場で、ゲストのためにびっくりする演出を。
とゲストの事ばかりで、「自分たちのため」が抜けていました。
ゲストはどんな人たちがいて、どんな思い出があるのか。
自分たちはどんな人生を歩んできて、これからどんな人生にしたいか。
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4.はじまりの場所
二人の「想い」を中心にお話を伺いました。
さまざまなお話を伺い脳裏に浮かんだ場所は、
「告白をして付き合い始めて、さらにプロポーズをした展望台」でした。
とっさに
「二人のはじまりの場所である展望台で挙式はどうですか?」
と 提案をした私に、
「それです!それがやりたい!できるんですか?」
と 新婦は目を輝かせて、立ち上がりました。
「正直まだ分かりませんが・・・なんとか交渉してきます!」
と お答えし、
私たちの会社にとって、
新しい常識が生まれるはじまりの瞬間となりました。
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5.特例という前例
なんとか展望台の担当者と連絡をつけ、交渉に伺った私に突きつけられたのは、
「前例がないので、できません。」
家族・親戚に大人になった姿を見せるために、
あえて二人がはじまった日に、はじまりの場所で誓いを立てたい、という想い。
二人にとって「けじめ」をつける場所として選んできたこの特別な場所で、新しい人生の一歩を迎えたい、という想い。
全て話した結果は「NO」でした。
「NO」を突きつけられ、悔しくて悲しくて、事務所まで泣きながら帰りました。
そして翌日から何度も連絡を取り続け、
「前例というのは” 特例” があって、前例になるのです。」
「今回を前例にしてください!」
しつこい交渉の末、ついに「YES」をいただきました。
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6.実現こそ私たちの誇り
はじまりの場所での結婚式を無事にプロデュースしたあと、
私たちの会社にはさまざまな「特例」の相談が舞い込んできました。
- 絶対誰もやったことのない場所で結婚式をしたい
- 思い出の場所「水族館」で結婚式をしたい
- 生まれ育った「自宅」での結婚式をしたい
- キャンプ場でフェスのようなウェディングパーティーをしたい
- 日本を感じられる国際結婚式をプロデュースしてほしい
- ナゴヤドームでの結婚式しか考えられない!
本当に数えきれないくらいのさまざまな相談があり、
その都度、叶えてきました。
気がつくと、倉庫や水族館、自宅、キャンプ場、歴史的建造物、そして海外 ...
さまざまな実績が増え、提携会場の数も全国でトップクラスになり、東海だけでなく、東京・大阪・京都・滋賀・和歌山・沖縄・・・と、さまざまな地域でのプロデュースも増えていきました。
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7.特別が当たり前に
創業当時は、珍しかった私たちのプロデューススタイルも、今では業界全体に浸透し、当時の特別は「当たり前」になりました。
当時バカにされてもずっと言い放っていた
「プランナーから選ぶのが当たり前の時代が来る!」
は本当にその通りになってきました。
そんな時代になった今、さまざまなプロデュース会社が増えた今でも、私たちがずっと変わらない軸は「笑顔の人生をつくる会社」であること。
私たちがもっとも大切にしているのは、結婚式の日だけがおしゃれで楽しくて幸せ、ではありません。
その後の新しい人生がずっと幸せでい続けられるような
お二人にとっても、家族や友人にとっても、ずっと心に刻まれる特別な「はじまりの日」をプロデュースすることです。
これからも「特別なはじまり」をつくり続けていきます。